その1
人工知能(AI)技術を中心とした革新的なデジタル技術を基盤として、乳がん診療におけるビッグデータ(疫学情報・医療画像データ・臨床病理学的情報・網羅的遺伝子発現解析データ等)から新たな知見を見出しかつ臨床応用することによって、患者個人レベルでの最適な治療法選択(プレシジョンメディシン)の実現を目指す。
その2
高度なデジタル技術を応用することによって、専門的な乳がん診断・治療技術が可能な次世代医療ネットワークシステムの構築を可能とし、かつその臨床的有用性を証明することで医療現場への導入を目指す。
具体的には、遠隔地などの偏在化した地域医療や発展途上国における医療の均一化を進め、さらに将来的には宇宙医学研究への応用を図る。
その3
各職種者(バイオインフォマティシャン・病理医・医学研究者・基礎研究者・法律専門家等)の多分野にわたる高度な知識を統合し共有することによって、研究会参加者全体の革新的デジタル技術に関する基礎知識および技術力の底上げを推進し、かつ参加者全体の幅広い研究活動の展開を目指す。